市場を知る

Market

熊本上田青果㈱の役割
Role

毎日の食卓に欠かすことのできない新鮮な野菜や果物は、どのような経緯でご家庭まで届くのでしょう。農作物は、天候や災害状況などの自然の力によって収穫量・流通量が大きく左右されてしまいます。また、「なま物」であるため長期ストックが難しく、例えばたった1日分でも鮮度が下がればその商品価値は大きく変化します。このように扱いの難しい生鮮食料品を、日々均等に各ご家庭にお届けするために、熊本上田青果では、消費者さま、生産者さま、流通・小売業者さまの三者に対する重要な役割を担っています。

消費者さまへ

迅速で安定的な生鮮食料品を提供するための仲介を行います。私たちは、熊本県民の食卓に欠かせない生鮮食料品を安定的に提供する流通の拠点で機能しています。

生産者さまへ

確実で速やかな販路の提供を行います。需要と供給のバランスを見て、市場における適正な価格を算出、販売し、お預かりした代金は生産者さまへ迅速に還元いたします。

小売業者さまへ

青果物お取引の場を提供いたします。青果の小売業者さまや各種飲食業者さま等が、新鮮な青果を適正な価格で、いつでも効率的にご購入いただけるよう努めております。

青果市場まめ知識

野菜や果物のような生鮮食品を皆さまの食卓へとお届けするために、熊本上田青果では農作物を集めたり、価格を算定したりなど、さまざまな機能があります。各所で生産された農作物を、様々な過程を経て皆さまのお手元にお届けします。

生産者 畑やビニールハウスで、安全な農作物が生産されます。
出荷団体 農協や出荷組合などの生産者組織が共同して出荷を担う組織です。
青果は、この形態での出荷が約5割と一番多く、野菜は任意組合が約一割を占めているのに対して、果物は約5割が系統団体での出荷となっており、系統化が一段と進んでいます。
集荷業者 「産地仲買人」とも呼ばれています。生産者から直接農作物を買い取り、市場への出荷を行います。
輸入業者・商社 国内需要を満たす珍しい品種を外国から輸入し、市場に出荷する業者です。
卸売業者 農林水産大臣の許可を受けた業者を指します。生産者から委託または買付により集荷を行い、競り売り等の方法によって、仲卸業者や売買参加者に卸し売りをします。
仲卸業者 市場内に店舗を置き、競り売り等に参加して買い受けた商品の仕分け、調整を行い、売買参加者及び買出人に販売する業者を指します。
売買参加者 市場外に店舗を持ち、競り売り等に参加して買い受けた商品の小売販売や加工販売をする業者を指します。
買出人 開設者より正式に入場の許可を受けた者であり、競り売り等に参加することはできないため、仲卸業者より商品を買い受け販売等を行います。
関連事業者 場利用者の便宜を計るための、青果に関する製品の販売店や飲食店、銀行などを指します。